タブレットで自分にぴったりの学習ができる?メリットや選び方のポイントを解説します

IT技術の進歩により、紙ではなくタブレットを活用した学習方法も急速に普及しています。タブレット学習は小学校や中学校などの公の教育機関のほか、学習塾やそろばん教室、通信教育などでも活用されるようになりました。

この記事ではタブレット学習のメリットとデメリットともに、タブレットを学習に取り入れるときのポイントを解説します。

タブレット学習とは?

タブレット学習とは、タブレット端末にインストールされているアプリケーションを使って行う、自律的な学習を指します。タブレットで学習したい内容に沿ったアプリケーション(アプリ)を起動し、誘導する形で学習を進めていきます。

タブレットの画面上に問題が表示され、回答も画面に直接記入ができます。回答したその場で自動で採点され、解説も受けられます。間違ったところもその場で理解でき、解き直して復習ができるため、学習した内容が定着しやすいのがメリットです。

文部科学省が提唱した「GIGAスクール構想」

令和2年、文部科学省が教育の情報化として「GIGAスクール構想」を提唱しました。令和は「パソコンやタブレットは一人一台が当たり前、なくてはならない時代」になるとし、教育の場におけるICT環境の拡充を国家として取り組んでいます。

GIGAスクール構想では、学校内の大容量高速ネットワークや児童生徒一人あたりに最適なコンテンツの提供など、個別の効果的な学びや創造性の育成、校務の効率化を目指しています。さらにパソコンやタブレットを一人一台整備することで、コロナ禍での通信授業や保護者へのオンライン説明会や懇談会など学校行事における3密の回避への取り組みにも活用できます。

紙での学習との違いは?

従来の学習方法である「紙」と「タブレット」の学習効果や特徴を比較しました。

紙学習

  • 教材の種類が豊富にあるので、好みやレベル、学習傾向に合わせて選べる
  • ひとつの問題でも仕様の違う問題に挑戦できる
  • 実際に手を動かして学習するので、脳と直結し、記憶に残りやすい
  • 実際の筆記テストで正しい回答を書きやすくなる

タブレット学習

  • ゲーム感覚で勉強に興味を持ちやすい
  • 繰り返し学習が簡単にできる
  • 自動採点機能で正誤をすぐに確認できる
  • 学習の成果がデータも残るため学習状況や能力の指向データが取りやすい

タブレット学習のメリット・デメリットは?

タブレット学習の成果を十分に発揮するためには、メリット・デメリットを把握しておくことが重要です。タブレット学習のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

タブレット学習のメリット

タブレット学習は、前述の紙学習と比較した特徴に加えて、次のようなメリットがあります。

  • 動画により音声と映像で説明を受けられるため理解が深くなる
  • インターネット環境があればどこでも利用できるため、日本国内はもちろん海外からも受講・学習できる
  • 自分に合った難易度にするなど、学習状況や習熟度に合わせた柔軟な学習ができる

タブレット学習のデメリット

メリットの多いタブレット学習ですが、反対にデメリットもあります。

  • ブルーライトによる眼精疲労や視力低下のリスクがある
  • 悪い姿勢で学習を続けることで健康面でのが出ることがある
  • 直感的に答えを入れて正解するなど「勉強したつもり」による弊害が出る
  • 紙の学習よりも思考力や記憶の定着効果なしとなる可能性がある

学校だけじゃない!塾にも広がるタブレット学習

学校で「一人一台」が提唱されたことで、タブレットはより身近な存在となりました。タブレット学習を導入している学習塾や通信教育も増加しています。

タブレットで学べる、いろいろな教科

映像や音声による学習や、画面上のものを指先で実際に操作できるタブレット学習は、幅広い教科に活用できます。国語や算数などの問題を解くだけでなく、次のようないろいろな教科の学習に活用されています。

  • 理科の実験の経過
  • 算数の時計や図形
  • 英語の発音(LとRの区別など)
  • 音楽
  • ひらがな

有名なあの教室も始めている!

タブレット学習や教材を取り入れている学習塾や通信教育も増えてきました。一覧でご紹介します。

タブレット学習の費用は?高額になる?

タブレット学習はタブレットの購入などの初期費用は高くかかります。ただし、長い目で見るとコスパの良い学習方法です。タブレット学習を取り入れたオンライン学習塾や通信教材は教室の維持費や人件費、教材の印刷や輸送などの費用が発生しないため、低価格の授業料や月謝を実現しているところもあります。

タブレット学習は場所や距離を問わずインターネット上で学習が受けられます。そのため有名講師や経験豊富な先生から受講できるのもメリットです。周辺に学習塾がない場合でも、費用をかけずに質の良い指導が受けられます。

学習用タブレットはどんなものがよい?

タブレット学習は、手持ちのタブレットで学習できる場合と、専用端末で学習する場合があります。両者の違いを踏まえた、学習タブレットの特徴や選び方を解説します。

①学習用タブレットは子どもでも持ち運べるサイズ

主に学習に用いられているタブレットの機種には、次のものがあります。

  • Apple社「iPad」
  • Google社「Android OS(Androidタブレット)」
  • Microsoft社「Windows OS」

持ち運んで学習するなら、文庫本サイズの7~8インチのものが向いています。ただし、画面が小さくなる分回答しづらくなったり問題が見づらくなったりするので、自宅学習で使用するタブレット端末なら10インチ程度が適切です。

ストレージやメモリの容量は機種によって異なります。タブレット学習で利用するアプリが複数ある場合は、十分な容量のあるものを選びましょう。

②学習用のタブレットは、専用のものがいいの?

塾や通信学習講座によっては専用端末を配布しているところもあります。初期費用のかかる購入必須のところもありますが、レンタルに対応しているところもあります。さらに専用端末であれば、年齢制限や課金のあるページやコンテンツを子どもが閲覧してしまうなどの心配もありません。

すでに家庭にある手持ちのタブレットを学習に使用する場合は、YouTubeやゲームなど、子どもが興味があり始めたらなかなかやめられない機能やアプリを見えないようにするなどの配慮が必要です。

いしど式での学習では「Amazonタブレット」を使用しています。キッズモードが搭載されているため、使用時間や閲覧できるコンテンツに制限がかけられます。親御さんの知らない間に課金してしまうなどの不安のないタブレットを選定したうえで導入していますので、安心です。

●いしど式でもタブレット学習!

いしど式は従来の教室展開に加えて、オンライン教室や通信教育など様々な新しいスタイルでの受講方法を展開しています。さらに、タブレット学習も導入しました。タブレットでは授業だけでなく、自主学習のサポートにも活用できます。

たとえばタブレットで学習できる「いしど式そろばんアプリ」には、次のような充実した機能が搭載されています。

  • ひとり一人に合わせた学習プログラムが生成されること
  • 自主的に練習が頑張れるごほうびメダルなどのプログラム
  • その場で正誤が確認できる自動採点機能

今後もコンテンツは随時拡充、追加予定です。

いしど式のタブレット学習ってどんなもの?:いしど式そろばんタブレット

オンラインでも通っても!ハイブリッドないしど式そろばん

いしど式そろばんは教室での授業、オンライン、通信教育とお子様の学習状況や環境に応じた学習方法が選べるだけでなく、異なる形式の学習方法への切り替えも可能です。たとえば最初はオンラインからはじめて、本格的にそろばんを習いたいと思ったら、教室での授業へ切り替えることもできます。状況に応じて、教室からオンライン授業へ戻すことも可能です。

さらにタブレットでそろばんの繰り返しや理解を深めるなどの、自主学習もしっかりとサポート。お子様に一番合う学習方法でそろばんの上達を目指せます。